#子育て
子育てインタビュー:私も子どもたくましくなる都農町での暮らし
2021.12.27
山々に囲まれた都農町木和田地区にお住まいの黒木多恵さん。6人の子育てを経験しながら地域活動にも積極的に参加しています。黒木さんの暮らすお宅は薪割り場や露天風呂があったりとコテージのようです。「うちの子どもたちは本当にたくましいですね」と話す黒木さんの子育て事情をお聞きしました。
−−ヤギたちが自由に過ごしていたり(笑)すごく和やかな気分になります
小さいころから動物を育てるのが好きだったんですよ。実家では猫を7匹飼っていましたから。この家でもいっぱい動物を飼っていますよ。今草を食べているヤギのほかに犬やウサギや鶏もいます。鶏なんて、みんな私をお母さんだと思ってついてくるんです。
−−そんな風景に溶け込んでいる露天風呂やボイラーがとても気になります
この露天風呂、うちの子どもたちがつくったんですよ! 風呂小屋も風呂桶もお父さんの指示のもとに全部子どもの手で。廃材や市販のキットを使って、綺麗に寸法を測ってカンナをかけてって。露天風呂のある家って珍しいでしょ!? うちに来た人たちは大人も子どもも楽しいみたいで。先日泊まりに来た人なんてお風呂に3回入っていましたよ。
−−お話を聞いていると子どもたちのタフさがすごいなと
自然に囲まれた環境で育ったのもあると思います。兄弟一緒に近くの川で泳いだり、山に行ってキノコ刈りをしてきたりって。私はわからないけれど、子どもたちは食べられる野草を見分けることができますからね。うちの子は幼いころから薪割りをしたり、工作をしたりって自給自足に近い生活をしてきたので、何もない場所で生きていけるタフさはあるかもしれませんね(笑)
−−お子さんも活発ですが、黒木さんも地域の活動によく参加されていますよね?
消防団、JA尾鈴フレッシュミズ、介護予防運動サポーター…いろいろ参加しています。27歳で木和田へやってきたのですが、その年に消防団に入ったことがすべての活動のはじまりかもしれませんね。木和田は過疎地域なので若い人が少ないんです。それで地区としては初の女性団員になりまして。活動の途中からラッパ隊に入って、もう団歴20年になります。私が消防団に入ってから少しずつ女性も増えてきて、今はラッパ隊に女性が8人いますね。
最初に消防団に入っていたことがきっかけで、人のつながりが一気に増えました。「あ〜木和田の黒木多恵さんね」というふうに周りが私を知ってくれていることが多くて。それがおもしろいなって思います。
最初に消防団に入っていたことがきっかけで、人のつながりが一気に増えました。「あ〜木和田の黒木多恵さんね」というふうに周りが私を知ってくれていることが多くて。それがおもしろいなって思います。
−−人に好かれるタイプなのかなって思います
私、誰とでも仲良くなれるんですよ。もともと人前に出ていくのは得意ではなかったんですが、嫌いじゃないんです。いろんな活動のリーダーを引き受けて、勉強すると自信がついてきて、前に出ていくと自分自身が変わっていきますよね。
−−JA尾鈴フレッシュミズでは会長をされていますよね。どんな活動をされているのですか?
フレッシュミズはJA女性部の20代〜45歳までの子育て世代が集まって、食や暮らしにまつわる催しで交流を深めています。パンづくり、陶芸、料理教室とか講師を呼んで講話を聞いたり、自分たちのやりたいことを、子どもたちと一緒に楽しんでいます。農家ではなくても入れますよ。
−−都農町で子育てをするうえでどんなところに魅力を感じますか?
医療面でいうと、中学生までは「子ども医療助成」で自己負担分が無料になるのが嬉しいですね。子どもがいると病院へ行く機会が多いので。あとは、自然が多いので子どもをのびのび育てるにはいい環境だと思います。物がないならないなりに、子どもたちは遊び方を自然と身につけていきますから。
私は引っ越してくるまで都農町のことを知らなかったのですが、地域の活動や子育てをするなかで数珠のように人とつながることができました。人のつながりが増えると子育てや日々の生活で助かることが増えますよね。
私は引っ越してくるまで都農町のことを知らなかったのですが、地域の活動や子育てをするなかで数珠のように人とつながることができました。人のつながりが増えると子育てや日々の生活で助かることが増えますよね。
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