#子育て
子育てインタビュー:子どももお母さんもお父さんも。疲れたときはここへおいで
2023.02.17
可知瀬津子さん(49)都農町出身
都農町で自宅サロンを開く可知瀬津子さん。瀬津子さんは運動後の足腰ストレッチ、リンパ流しなどを行うことでケガの予防、パフォーマンスの向上を目指す「スポーツアフターケア」を行なっています。また、長年保育士をしていた経験から子どもについてのお悩み相談も受け付けています。そんな瀬津子さん自身も2人の息子の子育てを経験した身。そんな瀬津子さんに子育てに関することをうかがいました。
−−2人の息子さんは子どものころからサッカーに親しんでいたようですね
 そうなんですよ。2人とも今は成人してて、長男は少年団のコーチをしたり、次男のほうは大学生でプロを目指して頑張っています。とくに次男が10代のころはサッカー漬けの毎日でしたね。少年団やクラブチームの活動で疲れきって帰宅することが多くて。次の日も学校に行けないくらいぐったりしていることもありました。
−−息子さんのケアをしたことが現在のサロンのきっかけにもなっていると
 きっかけとしてはほかにもありますが、大きな転換点の一つですね。当時、自分が疲れているときにご褒美としてアロマを買ってみたんですよ。いい香りを嗅ぎながらマッサージ。とてもリラックスできたのですが、それを息子にもしてあげたんです。するとね、「なぜか気持ちよく眠れたわ」って翌日すっきりとして、疲れが残っていないようで。それから就寝前にマッサージをしてあげるとスコーン! と寝落ちする日が続いたんです。
−−よほどリラックスできたんでしょうね! きつい練習のあとは体を回復させるのが大変かと思います
 疲れが解消されると練習で良いパフォーマンスが発揮できますからね。息子もレギュラーを狙えたりと大事な時期でもあったのでそのサポートをしたいとは常々思っていたんです。でも近場にそういうケアをできる場所がなかったので思い切って自分ではじめてみることにしました。保育士の仕事を続けながら1年かけて認定を取ったり、プロのトレーナーのもとで自ら体験してストレッチを教わったり。
−−Kachi’s Lab(カチズラボ)はどのような方が利用されているのですか
©︎Kachi's Lab
 今は少年団や部活動に入っているお子さんが主に利用されています。練習後に来ていただきたいので夕方以降稼働することが多いですね。通ううちに自分のメンテナンスの大事さに気づく子たちも出てきて嬉しいです。「おばちゃんすごいね! パフォーマンス上がったわ!」って言葉をもらうと励みになりますね。おばちゃんも頑張るかいね! って。
−−それは嬉しいですよね。瀬津子さんは体のケアだけでなく、保育士の経験から親と子の精神的なケアにも力を入れていますよね
 子育てっていろいろありますし、とくにお子さんがスポーツでもなんでも頑張っていると、一生懸命サポートしてしまうのが親でして(笑)。子ども優先でいるけれど、自分も疲れているはずだし、いろんな悩みを抱えているはずだからお話聞きますよって。子を持つ親として、また保育士として、自分の経験から話せることもありますから。お母さんやお父さんにはお仕事が終わったあと、お風呂入ってからパジャマ姿でもいいからおいでっていっていますね。自分自身も大切にしてあげてねって。自分が疲れない工夫も大事だよって。
−−これからKachi’s Labをどのような場所にしていきたいですか
 親と子のどちらの話も聞けて、体と心の両方のケアができる場所にしたいですね。親と子もどちらも考えていることがあって、でもそれが上手に伝わっていかないからお互い良い関係を築けなかったりします。その橋渡しをしたいですし、心身の緊張や疲れを解くことでそれを後押ししたいですね。ゆくゆくは自宅とは別のサロンを持って活動したいです。
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