#子育て
子育てインタビュー:大好きな地元だからこそ、よりよい子育て環境に期待
2021.04.07
藤原真実さん(35)下瓜生出身 稟ちゃん(4)
4歳・小3・小5・中2の4人のお子さんを育てている藤原真実さん。生まれてからずっと都農で暮らしているからこそ感じる町の良さと不便さ。生粋の地元民ならではの目線で、都農の子育て事情について話してくれました。
−−都農で子育てをしていてよかったと感じることはなんですか?
−やはり親が近くにいるので、子どもをちょっと見ていてほしいときにすぐ頼めるのは助かります。同じくらいの歳の子どもを持った友達もいるので、子育てに関する悩み相談ができて気分転換になりますね。
−−地元で子育てをしていると、自分が通った保育園や学校に子どもを通わせられるのでいいなぁと思います。
−それはありますね! 子どもの行事で学校に行くと、「これは変わってないなぁ」「ここは昔こうだったな」と、とても懐かしい気持ちになります。中学校では、自分の代でお世話になった先生と再会してうれしかったですね。子どもが通ってないと行く機会がありませんからね。
−−町の子育て制度についてどう思いますか。
−保育料完全無料と中学校3年生までの医療費無償はとてもありがたいです。ここまで手厚い子育て制度は他でもなかなかないので。子どもが小さいうちは病院に通う頻度が多いのでかかる医療費も相当です。耳鼻科とか毎日通院していたときもありましたし。その医療費がかかるとかからないとではかなり家計に影響しますね。
−−では、子育てに関してもっとこうだったらいいなと思うことはありますか?
−町の施設に関して、公園はたくさんあるのですが雨が降ると途端に行く場所がなくて。図書館はありますが、小さい子どもは騒いでしまいますし…。室内で思いっきり遊べる場所があるといいですね。あとは、公園の遊具もある程度大きい子どもじゃないと危なくて遊べないものが多いので、小さい子どもでも安全に遊べる遊具があるといいなと。
−−町内で行われるイベントなどはよく参加されますか?
−そうですね。子どもが行きたいと言えばなるべくいろんなところに連れて行ってあげるようにはしていますが、子どもが小さいうちのお出掛けはかなり大変でしたね。授乳室やオムツを替える場所がないので、お出掛けしたいけど諦めるということが何度かありました。それに子どもが多いと、1人は「あれがやりたい」もう1人は「トイレに行きたい」と皆バラバラに動くので、その間だけでもちょっと子どもを見てくれる託児所のような場所があるともっと行きやすくなりますね。

−−町外から来られたお母さんたちとお話しする機会はありますか?
−保育園のお母さんたちの中にも町外から来られた方がいらっしゃいますよ。もちろん都農のことをよく知らないし知り合いもいないので、都農に詳しい自分が声をかけたりいろんな情報を教えてあげたり、率先して動かないといけないなと思っています。保育園の保護者のグループLINEに「今日何時から藤見公園にいるので時間が合えば来てください」とお知らせすると、集まってくれて一緒に遊ぶこともありますよ。個人的に誘うと気を遣ったり都合が合わせづらかったりするので、「来れる人は来てね」といった感じで。
−−気遣いがすばらしいですね。
−自分から他のお母さんたちの輪に入れない人もいると思うので、イベントや集まりを企画して交流しやすい機会をつくるように心掛けています。子育ては、近くに悩みを相談したり分かち合ったりできる人がいないとつらいですしね。せっかく来たからには、都農に住んで都農で子育てしてよかったと思ってもらいたいですね。
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