#暮らす
移住者インタビュー:ウェルカム! 日本のハワイ、都農町へようこそ
2022.12.26
ハワイ出身のティール・ミエ・イマダさんは日本で生活して17年。2010年4月から都農町でALT(Assistant Language Teacher:外国語指導助手)や英会話講師として働いています。都農が大好きなティールさんは町内でのさまざまなイベントに関わるなど精力的に活動しています。そんなティールさんの移住に至る経緯、都農ライフをお聞きしました。
ーーティールさんは日本とご縁があったようですね
私自身、日系4世のハワイアンなんです。ひいおじいさんとひいおばあさんは熊本と広島の人。2人がハワイへ渡ったことが私たちのはじまり。ハワイは日系の人が多いから、神社に行ったり、家を建てるときに神主さんがお祓いをしたりする。そんな日本にまつわる文化を子どものころから体験してきましたね。あ! おばあちゃんの煮しめや赤飯を食べていたこともありましたよ!
ーー日本に行きたいと思うようになったきっかけは何だったのでしょう
小学生のとき、先生から「日本はいいところだよー!」という話をよく聞かされていました。なので自然といつか行きたいなと思っていましたね。23歳のころ、はじめて東京へ行ったのですが、今のようにスマートフォンで場所を検索することもできなかったのでよく道に迷ってて。浅草へ行くときもいろんな人に「Where is Asakusa?」って英語で尋ね回っていたけれど、みんな親切に助けてくれたの。みんな優しかったし、いろんなところへ行って楽しかった。ああ、日本って素敵だなってそのとき思いました。
ーー宮崎へ来るきっかけを教えてください
東京へ行ったことで、より日本で生活してみたいと思うようになりました。そこでJETプログラム(※)に挑戦して、外国語講師として日本に来ようと。滞在したい地域を3つ希望できるのですが、そのうち1つを宮崎にしました。宮崎を希望した理由ですか? 当時働いていた保育園に都城市の人がいて、宮崎の良さをよく聞いていたからですね。JETプログラムではみんな東京を選びたがるため希望通りにいくことが少ないのですが、宮崎なら誰も選ばないだろうと思い(笑)
ーー確かに海外からすると宮崎はメジャーではないかも(笑)それで最初は都農町ではなく日向市へ行かれていますよね
そうです。2004年の8月のことでした。まったく日本語ができなかったので苦労しましたよ。でも、日向市でも周りのみんなに助けられましたね。日向高校のALTをしたあと、美郷町の小学校や中学校でも英語講師を経験しました。そのころ、仲の良い先生から都農町でALTをしてみないかとお誘いを受けてまして。それで2010年に都農町へやって来ました。
ーー都農町での暮らしはどうですか
都農町は楽しいよ! ウェルカムな人が多いから「遊ぼう」とか「今週バーベキューあるから来てよ」とか、気軽に誘ってくれます。お誘いに乗っていたら、いつの間にか友だちが増えていましたね。食べ物がおいしいから、「食」を通して仲良くなることが多いかもしれませんね。
あと、海が近くにあることは本当に嬉しい! ハワイ育ちの私にとって海は外せない! 毎日海を眺めていたいですから。そういえば、都農町は私が育ったころのハワイに雰囲気が似ているかも。
あと、海が近くにあることは本当に嬉しい! ハワイ育ちの私にとって海は外せない! 毎日海を眺めていたいですから。そういえば、都農町は私が育ったころのハワイに雰囲気が似ているかも。
ーーティールさんはいろんなイベントに関わっていますよね
国際交流を目的にしたイースターイベント、ハロウィン、クリスマス。いろいろやっていますね。みんなにハワイやアメリカの文化を知ってもらえるし、私も子どものころ楽しんだイベントを都農町ですることができて嬉しいです。小さいころを思い出しますよね、懐かしいなって。いろんな人たちが集まるので、そこで出会って友だちになる人も多いです。
ーー最後に、都農町に移住を検討をされている方へアドバイスをお願いいたします
フレンドリーな気持ちでいることが一番ですね。いろんなイベントが行われていますから、考えすぎす気軽に参加してみるといいですよ。最初は知らないこと・知らない人だらけだと思いますが、顔を出すうちに地元の人に覚えてもらえますし、なにより喜んでもらえます。せっかく知らない土地へやって来るならエンジョイしたほうがいいですよ! そして困ったことがあったらヘルプ! とスマイル! みんな優しいから助けてもらえます。都農町の最高なロケーションと食べ物を楽しんでね!
※JETプログラム
語学指導等を行う外国青年招致事業(The Japan Exchange and Teaching Programme)。外国青年を招致して地方自治体等で任用し、外国語教育の充実と地域の国際交流の推進を図ることを目的としたもの。
(参照先:JETプログラムホームページ https://jetprogramme.org/ja/ )
語学指導等を行う外国青年招致事業(The Japan Exchange and Teaching Programme)。外国青年を招致して地方自治体等で任用し、外国語教育の充実と地域の国際交流の推進を図ることを目的としたもの。
(参照先:JETプログラムホームページ https://jetprogramme.org/ja/ )