#暮らす
移住者インタビュー:いろんな土地で暮らしたからこそわかる都農町の魅力
2022.08.12
山内和彦さん(27)都農町出身 オーストラリアよりUターン
「帰ってきて、より都農町に愛着が湧きました」。2021年5月、2年半のワーキングホリデーを終え、オーストラリアより帰国した山内和彦さん。現在は「俉縁(ごえん)」の屋号で整体マッサージ・健康美容製品の代理店のお仕事をしています。海外での暮らしを経たあと、都農町での暮らしはどうですか?
−−オーストラリアに滞在されてたんですね
 オーストラリア大陸の南西端にあるマーガレット・リバーというまちにいました。ワインとサーフィンが有名なまちで、主にワインの原料となるブドウを栽培する農場で働いていました。それもあって、帰郷してからしばらくは都農ワイナリーで働きつつ、事業を興す準備をしていました。かつて宮崎市内の整骨院で働いていた経験を生かして、今は整体を柱とした事業を行っています。ブドウ栽培が楽しかったので、ゆくゆくは農業もやりたいなと思っています。
−−海外での生活となると、日本国内で移住するのとは違った苦労があるかと
 そうですね、日本語が使えないのでコミュニケーションで苦労しましたね。あと、オーストラリアの生活ではアイデンティティを意識することが多々ありました。多民族な国だけど、日常的に使う言葉は英語。現地ではフィリピン系オーストラリア人の家にお世話になりましたし、インドやタイといったアジア系、ヨーロッパ系とさまざまな背景を持つ人たちと一緒に働いていました。日本語を使う機会がなく、英語も少し話せる程度だったので「自分は何者?」と思うこともしばしば。

 でも、オーストラリアにいても8月1日・2日になると都農町のことが気になってそわそわしてました。都農町の夏といえば都農神社夏大祭。祭りの日になったら家族に国際電話してしまうんですよ、「やってる?」って。些細なことですが、自分が日本人であり、都農の人であることを意識する瞬間でしたね。
−−Uターンを経て心境の変化はありましたか
 町外で、それも海外で暮らしたからこそ気づくことも増えました。やっぱり地元は落ち着くし安心できます。ずっと住み続けていたらただの風景で終わっていた都農の景色も、今は魅力的に見えたり。JR都農駅からまっすぐ伸びる道路があるんですが、そこから見る山の景色は最高なんですよ。マーガレット・リバーには山がなかったからこそ魅力的に感じます。
−−都農町で暮らしているなかで良かったことを教えてください
 人が人を紹介してくれるところでしょうか。数珠つなぎのように次々と出会いが増えていきます。小さなまちの良さでもありますよね。知り合いの農家さんがよくご飯を誘ってくれるのですが、本当に素敵な方で(笑)。「BBQするから来ないよ!」と行ってみると海外の方やサッカー選手がいたり。いろんな人とみんなでご飯を食べてつながっていく。あ、この光景は自分もオーストラリアでやっていたなって。カレーをつくって、いろんな国の人たちと話して英語を覚えていって。都農の人はシャイだと思いますが、一緒にご飯食べると一気に知り合いが増えますよ(笑)
−−都農町に移住を検討をされている方へ一言お願いいたします
 移住する方に素敵な生活が待っていることを願っています。どの土地でも同じだと思いますが、魅力も居心地の良さもそこへ行ってみないとわからない。そして、土地によって楽しさも異なり、合う・合わないもあります。それは自分が県外やオーストラリアで生活したからこそ感じることですね。いろんな場所に住んで帰ってきたからこそ都農町の魅力も身に染みてわかります。捉え方を柔軟にして、都農町だから味わえる生活を楽しんで欲しいと思います。
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