#子育て情報#暮らしのこと
親と子の関係性を紡ぐ「スポーツアフターケア」
2023.02.18
リラクゼーションやケアに関する仕事をしている人たちは、ただ単に部分的な疲れを取ったり緊張をほぐしたりしているわけではない。そう感じることは多々あります。ケアをする部分は体のどこか一部でも、それと同時に精神的な部分や、人間関係まで柔らかくされている。そんな気分になることもある。とくに今回都農町で出会った方とのお話は、それを強く意識するものでした。
息子をサポートするところからはじまったケア
国道10号線を都農町の中心部より少し北へ進む。小高い丘へ上がる道を進むと、そのてっぺんに「Kachi’s Lab スポーツアフターケア」と記されたバナーの掲げてある住宅がありました。
「こんにちは! ようこそいらっしゃいました」
はつらつとした声色で迎えてくれたのは可知瀬津子さん。瀬津子さんは自宅で運動後のケアを目的としたストレッチやリンパ流しを行う「Kachi’s Lab(カチズラボ)」を開いています。瀬津子さんはサロンを開業するまで27年間保育士として働いていました。その経験からKachi’s Labでは子育てに関する相談にも快く応じています。また、出張やイベント出展による施術も行うなど、各種要望にも柔軟に対応しています。
「こんにちは! ようこそいらっしゃいました」
はつらつとした声色で迎えてくれたのは可知瀬津子さん。瀬津子さんは自宅で運動後のケアを目的としたストレッチやリンパ流しを行う「Kachi’s Lab(カチズラボ)」を開いています。瀬津子さんはサロンを開業するまで27年間保育士として働いていました。その経験からKachi’s Labでは子育てに関する相談にも快く応じています。また、出張やイベント出展による施術も行うなど、各種要望にも柔軟に対応しています。
瀬津子さんがサロンを開いたきっかけにはサッカーに精を出す息子さんの存在がありました。中学生になってから宮崎市内のクラブチームへ所属するなど本格的にサッカーへのめり込んでいった息子さん。毎日ハードな練習をこなし疲れ切った状態での帰宅。翌日も疲れがとれないまま学校へと向かっていく。そんな姿を毎日目にしていました。
子どもが幼いころ、仕事で関わる時間が少なかった分、サッカーを頑張る息子のサポートをしてあげたい。仕事が休みになる週末は遠征試合の引率や応援へ。鹿児島や福岡を日帰りで行き来することもありましたが、まったく苦ではなく、むしろ息子と関わる時間がとれたことを楽しんでいたといいます。
「そういう日々を過ごすなかで、ぐったりと疲れている姿を見ていましたからなんとかしたいなと思っていました。あるときアロマオイルでマッサージしてあげたら気持ち良かったのか、本人は熟睡して翌朝もすっきりした表情だったんです。そんな日が続いて『すっごく眠れて足が全然疲れてない。練習のときも調子がいい』と口にしていて。その言葉も嬉しかったし、なによりケガも少なくなって。それから運動後のケアに興味を持って、リンパ系のマッサージをしている友だちやトレーナーさんにいろいろと教わりました」
子どもが幼いころ、仕事で関わる時間が少なかった分、サッカーを頑張る息子のサポートをしてあげたい。仕事が休みになる週末は遠征試合の引率や応援へ。鹿児島や福岡を日帰りで行き来することもありましたが、まったく苦ではなく、むしろ息子と関わる時間がとれたことを楽しんでいたといいます。
「そういう日々を過ごすなかで、ぐったりと疲れている姿を見ていましたからなんとかしたいなと思っていました。あるときアロマオイルでマッサージしてあげたら気持ち良かったのか、本人は熟睡して翌朝もすっきりした表情だったんです。そんな日が続いて『すっごく眠れて足が全然疲れてない。練習のときも調子がいい』と口にしていて。その言葉も嬉しかったし、なによりケガも少なくなって。それから運動後のケアに興味を持って、リンパ系のマッサージをしている友だちやトレーナーさんにいろいろと教わりました」
ケアは体だけにあらず。心と関係性もほぐしていく
サロンをはじめるなかで、自らが目指すケアのあり方も明確になっていきます。
「ケアの考え方やアプローチの仕方は人それぞれですが、私自身はリンパケアやほぐしといったリラクゼーションだけではないケアをやっていきたいと思っています。体のケアはもちろん、心のケアも行う。子育て相談に応じているのもそれがあります。自分が親であり、保育士ということもありますが、親と子の関係性のケアをしたいですね。Kachi’s Labにはスポーツをやっている子どもから保護者まで幅広くご利用いただいています。体をほぐすだけじゃなくて、悩みごとや時には愚痴を聞いてあげる。内側に抱えていることを受けとめてあげるって大切だと思うんですね。その人自身の気持ちの部分や、子どもとお父さんお母さんとの関わり方のケアも行う。それが私の思うスポーツアフターケアかなって」
「ケアの考え方やアプローチの仕方は人それぞれですが、私自身はリンパケアやほぐしといったリラクゼーションだけではないケアをやっていきたいと思っています。体のケアはもちろん、心のケアも行う。子育て相談に応じているのもそれがあります。自分が親であり、保育士ということもありますが、親と子の関係性のケアをしたいですね。Kachi’s Labにはスポーツをやっている子どもから保護者まで幅広くご利用いただいています。体をほぐすだけじゃなくて、悩みごとや時には愚痴を聞いてあげる。内側に抱えていることを受けとめてあげるって大切だと思うんですね。その人自身の気持ちの部分や、子どもとお父さんお母さんとの関わり方のケアも行う。それが私の思うスポーツアフターケアかなって」
瀬津子さんがケアのあり方を大きく捉えるのは、保育園で多くの子どもと接した経験も関わっていました。保育園は0歳から就学前の幼児まで、それぞれ発達の異なる子どもたちがいます。上手に発話はできないけれど、ちゃんと内側で感じていることがある。それを汲み取り、お母さんに伝える。また、お母さんにも、子どもに言葉でちゃんと気持ちを話してあげてね、と伝える。そして、お母さんたちがそれぞれ抱える気持ちにも寄り添う。双方の言葉を翻訳するような、そんな役目も担っていました。
「伝える・伝わることが大事だと感じていました。体もだけど、気持ちも大事かなというところは仕事を通して感じてきたことですね。外に吐き出せないまま内側に悶々と溜まっていくことも、話を聞いてくれる人がいるという安心感があると解消できます。あとはやっぱりタッチすることで、触れ合うことで通じることもあるなと。体の緊張をとってあげて、なおかつ心も軽くなってくれれば。やっぱり、スポーツにしても子育てにしても、何かに一生懸命になっているときって切り替えができませんから。みんなが切り替えスイッチを持てればいいですが、そうもいかないのでケアがそのきっかけになればいいですね」
「伝える・伝わることが大事だと感じていました。体もだけど、気持ちも大事かなというところは仕事を通して感じてきたことですね。外に吐き出せないまま内側に悶々と溜まっていくことも、話を聞いてくれる人がいるという安心感があると解消できます。あとはやっぱりタッチすることで、触れ合うことで通じることもあるなと。体の緊張をとってあげて、なおかつ心も軽くなってくれれば。やっぱり、スポーツにしても子育てにしても、何かに一生懸命になっているときって切り替えができませんから。みんなが切り替えスイッチを持てればいいですが、そうもいかないのでケアがそのきっかけになればいいですね」
できれば子どもが小さいときから、マッサージのような触れ合いを伴うコミュニケーションがあるのがベストだという瀬津子さん。ご自身は、幸運にも思春期の息子に対してケアをすることができたといいます。
「嫌がる気力もないほど本人が疲れ切っていたというのもありますが、そこでちょっとでもお互い通じるものがあったのかなと思いますね。スポーツしている子どもへお母さんやお父さんがおうちでケアできるようになると、関わり方が良い方向へ変わってくると思います。なので、ぜひKachi’s Labに足を運んでみてくださいね。お子さんへのケアのやり方もお伝えしますよ」
「嫌がる気力もないほど本人が疲れ切っていたというのもありますが、そこでちょっとでもお互い通じるものがあったのかなと思いますね。スポーツしている子どもへお母さんやお父さんがおうちでケアできるようになると、関わり方が良い方向へ変わってくると思います。なので、ぜひKachi’s Labに足を運んでみてくださいね。お子さんへのケアのやり方もお伝えしますよ」
【Kachi's Lab】
宮崎県児湯郡都農町川北18922-54
営業時間:9時〜21時(完全予約制)
定休日:不定休
TEL:090-8289-8382
Instagram:@kachislab
宮崎県児湯郡都農町川北18922-54
営業時間:9時〜21時(完全予約制)
定休日:不定休
TEL:090-8289-8382
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