#暮らしのこと
ワイン造りに憧れて、都農町で手に入れた暮らしとは
2021.11.06
生涯をかけて情熱を注げる何かとの出会い。
日々をルーティンワークのなかで生きる私たちにとって、そうした出会いは憧れでもあります。
宮崎県都農町。ここに、ワイン造りを夢見て移住した服部宏隆さん。
都農町に移住するまでと移住してからの服部さんの暮らしはどのように変わったのか。
お話を聞きました。
日々をルーティンワークのなかで生きる私たちにとって、そうした出会いは憧れでもあります。
宮崎県都農町。ここに、ワイン造りを夢見て移住した服部宏隆さん。
都農町に移住するまでと移住してからの服部さんの暮らしはどのように変わったのか。
お話を聞きました。
東京の生活から一転、ワイン造りの道へ
2020年の8月に東京から都農町に移住してきた服部さん。
現在は、世界でも評価の高いワインを数多く生み出している株式会社都農ワインで地域おこし協力隊として活動しています。
もともと作家を目指してたという服部さん。東京にいたころは、ホテルやカフェのアルバイトで生計を立てながら執筆活動に勤しむ日々を送っていました。「もともとお酒は好きだったものの、とくにこだわりはなかった」といいます。
そんななか、偶然見つけた横浜のワイン専門店「平野弥」との出会いが服部さんをワインの世界へといざないました。
ブルゴーニュ、ボルドーをはじめ、イタリアやハンガリーのワインなど、店主の目利きの効いたラインナップに魅了され、ワインの世界にどっぷりとハマっていった服部さん。いつしか飲むだけではなく、「自身もワインに関わる仕事をしていきたい」と思うようになりました。
そんな矢先、たまたま訪れた青山のフレンチレストランで宮崎県産のワインと出会います。
宮崎県といえば、日照時間が長く、年間を通して温暖なイメージがある地域。しかし年間降水量は全国で1位になるほど雨が多く、台風の通り道になることも少なくありません。そうした厳しい環境のなかで、栽培からワイン造りに挑戦し続ける宮崎のワイナリーに興味を持ったといいます。それから何度か、旅行で宮崎に通いつめ、宮崎のワイン造りと食を体験。そのような中で、宮崎県の運営する、ふるさとみやざき人材バンクで㈱都農ワインのことを見つけ、都農町にやって来ました。「本当に宮崎はワイン造りに関していえば厳しい環境ですよね。でも、そんななか20年以上ワイン造りに挑戦し続ける都農ワインはすごくおもしろいんです」。
現在は、世界でも評価の高いワインを数多く生み出している株式会社都農ワインで地域おこし協力隊として活動しています。
もともと作家を目指してたという服部さん。東京にいたころは、ホテルやカフェのアルバイトで生計を立てながら執筆活動に勤しむ日々を送っていました。「もともとお酒は好きだったものの、とくにこだわりはなかった」といいます。
そんななか、偶然見つけた横浜のワイン専門店「平野弥」との出会いが服部さんをワインの世界へといざないました。
ブルゴーニュ、ボルドーをはじめ、イタリアやハンガリーのワインなど、店主の目利きの効いたラインナップに魅了され、ワインの世界にどっぷりとハマっていった服部さん。いつしか飲むだけではなく、「自身もワインに関わる仕事をしていきたい」と思うようになりました。
そんな矢先、たまたま訪れた青山のフレンチレストランで宮崎県産のワインと出会います。
宮崎県といえば、日照時間が長く、年間を通して温暖なイメージがある地域。しかし年間降水量は全国で1位になるほど雨が多く、台風の通り道になることも少なくありません。そうした厳しい環境のなかで、栽培からワイン造りに挑戦し続ける宮崎のワイナリーに興味を持ったといいます。それから何度か、旅行で宮崎に通いつめ、宮崎のワイン造りと食を体験。そのような中で、宮崎県の運営する、ふるさとみやざき人材バンクで㈱都農ワインのことを見つけ、都農町にやって来ました。「本当に宮崎はワイン造りに関していえば厳しい環境ですよね。でも、そんななか20年以上ワイン造りに挑戦し続ける都農ワインはすごくおもしろいんです」。
空き家で見つけた憧れの暮らし
念願だったワイン造りの仕事に就くことになり、都農町での暮らしが始まった服部さん。
やりがいはもちろんありますが、苦労も人一倍。しかし、そんな毎日でも、都農町での日々の暮らしが癒しになっているようです。現在、服部さんは、空き家バンク制度を活用して見つけた築年数50年ほどの一軒家で暮らしています。一目で気に入ったという平屋には、応接間や茶室があり、趣が感じられます。
日当たりの良い庭先では、開けた空に都農町の尾鈴山を仰ぎ見ることができ、そこで過ごすこともしばしば。そんな尾鈴山の麓で組んだ湧水を使ってコーヒーを淹れるのが最近のルーティンなのだとか。空を隔てるものは何もなく、夜になれば天然のプラネタリウムが堪能できます。
やりがいはもちろんありますが、苦労も人一倍。しかし、そんな毎日でも、都農町での日々の暮らしが癒しになっているようです。現在、服部さんは、空き家バンク制度を活用して見つけた築年数50年ほどの一軒家で暮らしています。一目で気に入ったという平屋には、応接間や茶室があり、趣が感じられます。
日当たりの良い庭先では、開けた空に都農町の尾鈴山を仰ぎ見ることができ、そこで過ごすこともしばしば。そんな尾鈴山の麓で組んだ湧水を使ってコーヒーを淹れるのが最近のルーティンなのだとか。空を隔てるものは何もなく、夜になれば天然のプラネタリウムが堪能できます。
また、自身で耕した畑にはミニトマトやピーマン、しし唐、とうもろこしを栽培しています。「ちょっと前まで、いろんな作物が実っていたんですけど、野良猫に食べられちゃいました(笑)」。気の良い隣人(猫)の襲来にまんざらでもない様子。六畳間に住んでいたという東京の暮らしと比べて、都農町に移住してからの広々とした暮らしはとても快適だといいます。「もともと庭造りや、観葉植物を育てる生活が好きだったので、大家さんに『庭先も好きに使っていいよ』といわれたときには感動しました」。
好きだから飛び込める。ワイン醸造家という暮らし方
意を決して飛び込んだワイン造りの世界。気づけば移住して1年が経ち、都農ワインでの仕込み作業も2回目になりました。服部さんは現在、ワインの醸造を行うチームの一員として活動しています。活動が終わり、帰宅すれば世界のさまざまな種類のワインを飲み比べながら勉強の日々。寝ても覚めてもワイン漬けの暮らしは、服部さんの憧れた生活そのもの。「ワインの味わいは、飲むタイミングや、好み、熟成方法によっても違います。そこが奥深くっておもしろいんですよね」。冷めやらぬワイン熱。生涯をかけて夢中になれるワイン造りは、服部さんにとって仕事ではなく、趣味でもなく、人生そのものなのかもしれません。
最後に、都農町に移住を考えている方々へメッセージをいただきました。「自分のやりたいことがあるならば、来てみて損はないと思います。都心では味わえない、のんびりとした生活があります。思い切って飛び込んで来てください!」。ワイン醸造家を目指す服部さんですが、実は作家になる夢もあきらめてはいません。時間をみつけては執筆活動も続けられています。しかし唯一の悩みもあるそうで……。
「都農町に来てからというもの、ワインの勉強が楽しすぎて執筆がはかどらないんですよね(笑)」。
まだスタートしたばかりのワイン醸造家としての道。服部さんの人生はこれからも続いて行きます。
最後に、都農町に移住を考えている方々へメッセージをいただきました。「自分のやりたいことがあるならば、来てみて損はないと思います。都心では味わえない、のんびりとした生活があります。思い切って飛び込んで来てください!」。ワイン醸造家を目指す服部さんですが、実は作家になる夢もあきらめてはいません。時間をみつけては執筆活動も続けられています。しかし唯一の悩みもあるそうで……。
「都農町に来てからというもの、ワインの勉強が楽しすぎて執筆がはかどらないんですよね(笑)」。
まだスタートしたばかりのワイン醸造家としての道。服部さんの人生はこれからも続いて行きます。
○都農町 空き家バンク制度について
空き家バンクとは都農町に移住・定住を希望している方に賃貸・売買する意思のある所有者等をマッチングし、“空き家”の有効活用を通して定住促進による地域の活性化を図ることを目的に、空き家の情報提供を行うシステムです。
物件情報はこちらから
空き家バンクとは都農町に移住・定住を希望している方に賃貸・売買する意思のある所有者等をマッチングし、“空き家”の有効活用を通して定住促進による地域の活性化を図ることを目的に、空き家の情報提供を行うシステムです。
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