#子育て情報#暮らしのこと
安心して暮らしていくために。移住者同士のつながりとケアの場を
2024.09.13
地方創生が叫ばれ、地方へ「転勤」ではなく「移住」が盛んになってきた昨今。全国の各自治体は移住政策やPRに邁進しています。その裏で、当事者である移住者たちにとっては、はじめての土地での生活は不安だらけ。移住後の暮らしをサポートする体制は、移住促進とともに必要な二本柱。そんな「定住支援」の一環として開催された移住者交流会のレポートをお届けします。
ワイワイガヤガヤ、オールオッケー。子連れで楽しむ交流会
2024年7月27日、「子育て世代のための移住者交流会」が多目的交流広場スズキハウスにて開催されました。県外・町外から都農町へ移り住み、とくに町内で子育てをしている人たちの交流・意見交換の場を目的に開催。大人と子ども合わせて19名が参加しました。
当日のファシリテーターは地域おこし協力隊を務める古部健太・祐子夫妻。2人はプロサッカー選手である健太さんのチーム移籍をきっかけに山形県から都農町へやってきました。絶賛子育て中の身で、2020年の引越し時に2歳だった娘の亜咲ちゃんも今では7歳になりました。
当日のファシリテーターは地域おこし協力隊を務める古部健太・祐子夫妻。2人はプロサッカー選手である健太さんのチーム移籍をきっかけに山形県から都農町へやってきました。絶賛子育て中の身で、2020年の引越し時に2歳だった娘の亜咲ちゃんも今では7歳になりました。
今回の企画の経緯について、主催者である健太さんはこう語ります。
「私たち夫婦は協力隊なので都農の方と接する機会も多く、それぞれ人間関係を築いていくのもそれほど大変とは思いませんでした。しかし、結婚やパートナーの転勤で移住した方は地縁がなく、暮らしに多少不安があったり、同じ境遇の方とのつながりを求めているのではないかと感じていました。話しかけるのが苦手な方だと交流会のようなおしゃべりの場を求めているかもしれないと思い、今回企画に至りました」(健太さん)
イベント開始を前に続々とやってくる参加者。子連れOKなこともあり、子どもたちも次々にやってきては友だちを見つけ遊びに興じていました。炎天下の真夏日もお構いなしな子どもたちにとって、涼しい屋内はより活力がみなぎる空間。大人たちの会話がかき消されるほど、生き生きとしていました。
「私たち夫婦は協力隊なので都農の方と接する機会も多く、それぞれ人間関係を築いていくのもそれほど大変とは思いませんでした。しかし、結婚やパートナーの転勤で移住した方は地縁がなく、暮らしに多少不安があったり、同じ境遇の方とのつながりを求めているのではないかと感じていました。話しかけるのが苦手な方だと交流会のようなおしゃべりの場を求めているかもしれないと思い、今回企画に至りました」(健太さん)
イベント開始を前に続々とやってくる参加者。子連れOKなこともあり、子どもたちも次々にやってきては友だちを見つけ遊びに興じていました。炎天下の真夏日もお構いなしな子どもたちにとって、涼しい屋内はより活力がみなぎる空間。大人たちの会話がかき消されるほど、生き生きとしていました。
交流会がはじまると、まずは1人ずつ自己紹介へ。みなさん、さまざまな経緯で都農町へやってきたことがわかります。移り住む理由は人それぞれ。それであるがゆえに、個性的で多様なメンバーがそろいました。
場が温まってきたところで本題のはじまり。「はじめまして」の方々でも話ができるように「おしゃべりワーク」を3テーマ用意。グループごとに分かれ、お題に沿って意見を交わし、全体へシェア。時に真剣に耳を傾け、時に大笑いが起きるなど開始前のどことなく漂っていた緊張感はみんな忘れてしまったようで。和やかな時間が過ぎていきます。
場が温まってきたところで本題のはじまり。「はじめまして」の方々でも話ができるように「おしゃべりワーク」を3テーマ用意。グループごとに分かれ、お題に沿って意見を交わし、全体へシェア。時に真剣に耳を傾け、時に大笑いが起きるなど開始前のどことなく漂っていた緊張感はみんな忘れてしまったようで。和やかな時間が過ぎていきます。
当日は肩肘張らず気軽な交流の場にしてほしいと、健太さんの手回し焙煎による豆から抽出した水出しコーヒーや、地元BUNMEIのドーナツなどの振る舞いあり。おいしいお菓子やドリンクに頬が緩まるのは大人も子どもも一緒。自家焙煎コーヒーは人気で、用意した分はすぐになくなっていました。ただ話をするだけでなく、そこに食べ物や飲み物があると、だいぶリラックスした雰囲気になるようです。
案ずるより産むが易し。生活するからわかる都農の魅力
「住んでみて感じる都農町のいいところ・好きなところ」「都農町の暮らしで、私や家族が楽しんでいること」といったテーマを頼りに、おしゃべりが深まっていく午後のひととき。
ワークも終盤、「これから移住する人たちへ! 都農町で暮らしを楽しむスローガン」というお題にみんなで挑みました。参考として主催の2人が考えたものをワーク前に紹介。
ワークも終盤、「これから移住する人たちへ! 都農町で暮らしを楽しむスローガン」というお題にみんなで挑みました。参考として主催の2人が考えたものをワーク前に紹介。
健太さんは「心配するな。意外と大丈夫」。祐子さんは「99%たのしむ気持ちと1%の勇気」というエジソンの名言を採用。
参加者のなかからは「住めば都。どんげかなる!」「You とりあえずきちゃいなよ!!」などのスローガンが誕生。もともと暮らしていた土地の環境によって、移り住んだまちへの印象は変わってくると思いますが、みなさんの意見として総じて「“田舎”や“過疎地”などネガティブなイメージがすっかり変わる」体験が共通してあるようです。
最後は子どもたちへ向けて、健太さんと参加者である松長さんによる読み聞かせの時間へ。さっきまで会場内を動き回っていた子どもたちも、じっと座って物語の世界へ入り込んでいました。
参加者のなかからは「住めば都。どんげかなる!」「You とりあえずきちゃいなよ!!」などのスローガンが誕生。もともと暮らしていた土地の環境によって、移り住んだまちへの印象は変わってくると思いますが、みなさんの意見として総じて「“田舎”や“過疎地”などネガティブなイメージがすっかり変わる」体験が共通してあるようです。
最後は子どもたちへ向けて、健太さんと参加者である松長さんによる読み聞かせの時間へ。さっきまで会場内を動き回っていた子どもたちも、じっと座って物語の世界へ入り込んでいました。
「初開催ではありましたが前向きにコミュニケーションをとる参加者が多く、安心して進行することができました。今回、連絡先を交換して遊びに行く関係まではいかずとも、スーパーや町のイベントで顔を合わせたときに挨拶するぐらいの関係になればいいと思っています。まずはとにかく『顔見知り』を増やしていくことが町で暮らす安心感や楽しみを育むことになると感じています」(祐子さん)
「参加者は子育て世代の移住者といっても移住歴はバラバラ。また、生まれも育ちも都農町の方も参加されていて、いろいろな意見や情報交換ができたのではないかと思います。みなさん喜んでくださっていたので良かったです。第2回も企画しなくては」(健太さん)
「参加者は子育て世代の移住者といっても移住歴はバラバラ。また、生まれも育ちも都農町の方も参加されていて、いろいろな意見や情報交換ができたのではないかと思います。みなさん喜んでくださっていたので良かったです。第2回も企画しなくては」(健太さん)
イベントのアンケートでは「子どもたち同士で遊びながらゆっくり話したりコーヒーを飲む時間があって癒された。都農の良いところも考えるきっかけになった」「今回のような交流イベントがあればまた参加したい」「共通の出身地の方もいて親近感を感じた」など好評なご意見が。
今後、都農町へ移り、新しい暮らしをはじめる方々にも、大人も子どもも双方の出会いの場としてぜひ参加してほしいイベント。
そうそう、こんなウェルカムな交流の場が開かれる場所が都農町なんです。
今後、都農町へ移り、新しい暮らしをはじめる方々にも、大人も子どもも双方の出会いの場としてぜひ参加してほしいイベント。
そうそう、こんなウェルカムな交流の場が開かれる場所が都農町なんです。
移住と暮らし『住まんね!都農(つの)町』